台湾居候記 4/8

 街の本屋さん。(以前林さんの車の中から見た『日語菜菜子の第一句』が買いたくて入ってみると、)中を覗けば、日本の雑誌やそれを切り抜いて再編集?した日本に関するものが棚の半分を占領している。モーニング娘。が表紙の、その名も『Tokyo dou』を購入。
 レジを済ませて出ようとすると、ふと目に止まった本棚は全て日本の髪型に関する本。美容師向けのものまであった。中学生くらいの女の子が二人、真剣に立ち読みして、評論を加えていた。
 台北市内を走るバス。こちらは『Bella儂儂』。『ベラノンノ』(日本の若い女性向け模様替え情報誌?)の台湾版だろうか。
 
 フィルムを買おうと訪れた台北有数のカメラ店。カメラやレンズのすぐ横で店員さんは夕食の真っ最中。感覚の違いなのだろうが、日本では考えられない風景だ。
 この日は私のわがままで、台北市内からバスで帰宅。日本のバスと違って中は暗いし運転手は柄が悪いし椅子は壊れている。バス停では最後の客の足が地面を離れたか離れないかというところで走り出すので、うかうかしていられない。周りを走るバイクや歩行者も交通法規を守らないので、運転手は常にイライラしているようだった。
 台湾はそろそろお盆の季節。夕食後、峻榮氏の実家のすぐ近くで行われているお祭りへ。台湾語による台湾の劇を見る人々。
 峻榮氏が劇に熱中している間に出店を見て回る。本物のメリーゴーランド。子供たちも本物の馬に乗るのは初めてのようで、楽しむというよりおっかなびっくりだが、馬も馬でやる気がない。
 パチンコに興じる人。大きなテントの中に何十という店が出ていて、輪投げ、射的、ヨーヨーと日本のお祭りと同じ要領。中には日本でも一時出ていた、持つだけで携帯電話の電磁波を消すというキーホルダーを売る店もあり、電磁波が脳に与える影響をおどろおどろしく語って繁盛していた。
 こちらは叩き売り、後ろの雛壇に並べられた仏像やら玩具やらを順番に持ってきて、威勢よく競りにかけていた。ここで出されているのはディズニーの『バグズ・ライフ』のアリの人形。手に持った棒で机を叩いたり、品物を乗せた台を回転させたりと手慣れたもの。
 峻榮氏が起きてこないので、翌日の朝食は大姉(一番上のお姉さん)と。朝食はいつも軽く、右の揚げパン風のものと、お米の粉を溶いたような温かく、また甘いジュース。
 台湾では一般家庭でも株の取引が盛ん。テレビの株式チャンネルを見ながら一喜一憂したり、電話機に駆け寄って指示を出したり。