台湾居候記 6/8

 図書館に入ってみると、学生ばかり。しかも皆本を読むのではなく、学校の勉強をしている。日本の多くの図書館では、勉強するために机を使うことは禁じられているが、こちらでは図書館は勉強するところ。という感覚らしい。
 そこらかしこに野良犬がいるのに最初はびっくりさせられたが、吠えてくることは一度もなかったし、温厚な犬ばかりだった。鎖に繋がれた犬を見ることはなかったが、一応放し飼いは法律で禁じられているらしい。
 今度は水餃子(水餃 中国語で"スイチャオ")。おいしいのだが、噛むと中から熱いスープが出てくるので、こういう顔をしなければならない。峻榮氏が左手に持っているのはにんにくで、餃子には普通にんにくが入っていないので、好きな人はこうしてかじりながら食べる。
 三重市内の漫画喫茶。
 印鑑を作ってもらう。手で彫るのかと思いきや、パソコンの画面に文字を入力し整形すると、機械が素材に彫ってくれるという何とも味気ない機械、その後手で文字の整形をするその店の店主。気に入らなかったので現在使っているのは後で台北駅前で(人の手で)彫ってもらった印鑑。
 台湾では日本より機械化が進んでいる部分も多いが、このようにちょっと変な機械化の方向に行っていて驚かされる。
 翌日の朝、峻榮氏の太極拳の先生に会うために、三重市五股郷の小学校へ。先生はここで朝6時から集まってきた人達にに無料で教えている。
 遊具の方では、思い思いに自分なりの朝の体操をしていた。
 今日のお昼のお茶は、私が煎れることに。お湯の温度、回数による出す時間の違いに気を付けながら煎れては次々と注いでいく。周りの皆は楽しそうにお喋りしているのに、煎れる方は、時計の秒針とにらみ合い。
 手に持っているのが実際に茶を煎れる急須で、良い時間になったら大きな急須に移し、それを注いでいく。前回が濃ければ次は薄く、薄ければ濃くといった具合に、大きな急須で調節して、茶碗に注ぐときに丁度良い温度、濃さになるように気を付けなければならない。
 翌朝いつものように観音山に登ると、太極拳の先生が来て、峻榮氏に稽古をつけた。太極拳というと緩慢とした印象があるが、こちらは武術としての太極拳なので動きも激しく、周りの人は興味津々。この後私にも簡単なものを教えて頂いた。
 
 観音山からの帰りの風景。開発が進む地区のすぐ隣には、それから取り残された地域がある。
 ポケモンTシャツを着てテレビ画面に見入るのは峻榮氏のお姉さんの子供にあたる。親戚内の同年代の中でも一番のやんちゃ坊主で、なぜかビデオが大好き。表計算ソフト(Microsoft Excel)の解説ビデオ、その名も『電脳諸葛亮』を何回も見ていた。